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アーティストフェア京都を見に行った。文化博物館の別館と書かれてたが全くポスターも何も貼られてなくて(貼られてたかもしれないが全く気が付かなかった。天神さんの展示のポスターはよく目についた。)焦って本館の方に入ってしまった。そしたら別館で合ってた。なんやねん。わかりにくい。ほんでホームページ見ても入場料についての記載もよくわからなくて、もしかして無料で入れる?とか思って向かったがトーゼンそんなはずはなく、千円(も)徴収された。後ろにベンツ社、島津、ワコール、ホリバがついてるんちゃうんかと。これくらいただで見せろや!とか思いつつ入った。
https://artists-fair.kyoto/#sp
(これのアバウトのページに小さく1000円と書いてあるな…こんなの気づかねえわ!)
中に入ったのが16時頃でしたがそこそこの賑わいでした。
誰も知ってる人は見かけず。
ここ数年の流行りとして「平面だけどむっちゃ盛り盛りに絵の具を盛ってる、幾何学的なやつ」の絵がいくつもあって、流行ってるなあと思いました。それらの絵は決して悪くなかったです。キャンバスの裏から絵の具を押して鼻の角栓をにゅう〜っと出したような絵の人、角栓にむしょうに触りたくなったがそこは我慢しました。
この人の盛りは特にやばかったが
どれだけ盛れるかが焦点となっていただけで
こうやって写真で見ても何もオーラは感じないが、実物は「おおー盛ってんなー」と声が出ました(うそ)
この人は去年爆売れしてた人で何故か今年も「あちし、売れっ子っす」的な立ち位置で出展されてました(憶測)。人がやたら集ってて本人もその輪の中心にいてて「私が売れる前から〜」と本人が話ししてるのが聞こえた。もう自分はセルアウトしたという自負を持ってるんだなと感じた。
これはつらかった。みんぱく以下。
この人はホログラムのようなもこもこした絵でどうやってこの風味出してるのか謎。描かれてる内容はどうでも良くて、この質感と色の出し方だけが気になった。今後ずっとこのテイストで行くのか…。それもよきかな。
こんな感じで他にもいろいろあったが去年と同じ足場組んでるパターンのやつでそれがまず手抜き。そして去年よりも「造形大」の人が多くて流行りをわきまえてるというかセルフ売り出し方に長けてる人が多かった。それは決していいことではないとも思う。(不器用な人はとことん排除される傾向にある。)
その後、京都新聞社の地下の印刷工場跡の第二会場へ。こちらは無料で見れる。無料で見れるということは「そういうこと」だと思う。去年の京都グラフィーの会場でもあったが、会場に負けまくってたのでした。今回はどうなのか。
やはり会場が良すぎでした。
小林椋さんがいつもの格好で会場内にいた。作品はいつものやつだったが場所との親和性が良くなかった。ホワイトキューブで見ないともったいない。何年か前に見た前川さんの巨大なたこの作品もあった。南方熊楠の顔のやつ(?)だ。本人もいらっしゃる。アディダスのベンチコート着てストリートを気取ってた。何も感じず。
寝泊まりしてる(っぽい)人もいてたが何も感じず。映像作品ディスプレイもいくつかあったが惹かれず。
あとは石橋義正の弟子みたいな女の巨大な映像作品とか。この人良く覚えてる。くどくてインパクトはあるが所有したくはないやつだ。グロテスクなベジータの映像とか漫才みたいなやつ作ってた人だ。
ほかに身体障害者の人の出てくる映像の作品の人。良くなかった。あと謎のダサいパーカーの展示、これはひどかった。みんな目をそらしていた。
会場が良すぎて作品の殆どは負けていた。
場所が悪い。
あと帰りにこのチラシをまじまじと見たが、デザインはミエノさんか知らんがなんというかひどかった…。見に行きたい!と思えるようなチラシじゃなく
陰湿に感じたのでした。文字情報が多すぎる。あと謎のbna alter museumっていうの。これをアーティストフェアに絡めてくるなと言いたい。完全にぶれまくってる!
会場をやたら増やしたがるのは行政系アートイベントの悪いクセだ。虚栄と達成感だけの、虚構の歴史を作ろうとしてるとしか思えない。