フィッ子

ディナミによる日々の糞と屁の集積所

penifikko

3/23-3/24

3/23

 東急ハンズ前のイベントでやっほーを見れて少し心がほっこりした。やっほーだけを見に行った。チップチューンのスカスカのパンクで動きに元気と度胸があって良かった・・。痛々しく無茶してるところがなごむ。(歩行者(おばあさん)との絡みも最高だった。)この前後に出演していたバンドのことは全く記憶に残ってない。自分は音楽を求めていなくて、何かしらのハプンさえあればよいのかもしれない。

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3/24 錦林車庫前のライブハウスsotoのselected by souj《月読の持たる変若水

というギグにソウジュ君に誘ってもらい、参加しました。「月読」は日本神話の神だそうです。「おちみず」というのは若返る水のことらしい。

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空間現代の人たちは海外に行ってるそうでいなかった。外のPA?の植松さんが親切に対応してくれた。

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あまり内幕は言いたくないが、ソウジュ君の力の入り具合、身銭の切り方がやばかった。今回のライブのためにスモークマシン、ストロボマシン、写経台×3を購入したそうです。彼の意気込み、本気度がうかがえた。リハもほどほどにライブが始まった。一番手はマッド小松君だ。彼も機材量が異常に多かった。プロジェクターを肩にセットして外の外(not内)に飛び出し、自身の老後(羽が生えて天使になって世界を飛び回っていた)のCGを住宅街に投影していた・・。民家の窓などを照射していた。客は彼の後を追いかけていくのに必死で、一体何が起こってるのか把握しきれてなかったがそれでも真夜中のピクニックのようなそわそわする瞬間だった。

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プロジェクターはあの小ささでそこそこのルーメンでLG製のやつらしい。欲しい。あと最新のバッテリー。これさえあれば何でもできそうな気がした・・。あっという間に10分くらいで終わってしまい、次は自分の番。やったことは草刈り機でプリングルスを切り開けて食うのと白い粉の入った袋を破ってそれを掃除機と鼻ですぐさま吸うこと。凝り固まったイベントを打つ凝り固まった外にお灸をすえること、頭が痛くなりバファリンを飲むこと、そしてバカッターのように爆竹鳴らして終わりました。草刈り機はガソリンが速攻で切れたのが痛かったがスモークマシンとストロボに助けられました。機械は冷めた狂気を加速させてくれました。その後ソウジュ君。写経の紙は入り口でも配られていましたが中の文章(論文)は人工知能が考えたもの(?)で業者に有料で委託して作ってもらったそうです。何人かが写経体験していたがその間も容赦なくスモークとストロボの攻撃は続き、暗黒物質のような音塊と彼の咆哮が覆いかぶさってきて・・ここは一体どこで何を見せられてるのかわからなくなった。彼自身も化物、モンスターのようななにかに変貌してた。グロテスクな不可解な叫び、他人格が乗っ取ったような時間は本当に発狂寸前だった・・。

f:id:theyare:20190324192249j:plain 極太の神秘体験。

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ここまでスモークが大量にとめどなく焚かれたイベントは初めて経験した。終盤、ソウジュ君の幼少期にトリップしたような幼年の語りは、特にフロアをギンギンに硬直させていた・・。動きや展開はそれでも練られていて流石だ。

そして0116688ことアンドリューさんが出てきた。事前に彼の情報を見ずにライブに臨んだがやられた。動き、ダンス、音どれも最高でかなり良質のエンターテイメントだった。音と同期した映像もあったが序盤は箱がスモーキー過ぎてプロジェクションされなくてやばかった・・(逆にそれが良かった。)ヘッドライトが単眼の化物のようなアンドリュー氏のエビのような動き、左右の首ふりと急に間合いを詰めてくるプレデターのようなダンスは恐怖以外の何物でもなかったが跳ねまくる音がフロアの興奮を紅潮させていき、恐怖が興奮と親和していった・・。ソウジュ君もアンドリューさんもユネスコ無形世界遺産に登録された「来訪神、仮装の神々」をこの空間に連れて来たのだなと後になって分かった。一つのショウ、レヴューを見たぐらいの疲れ。子供たちにこそ見てほしかった。中高生もこういうのはよだれ垂らして駆けつけるべきだろ・・。

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終わってみて、体も精神もどっと疲れたが演者もお客さんたちも満足げだった(?)ので何となくよかったと思う。個人的には身体に特化したイベントが今後もっと増えて行ってほしいです・・。

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身銭切り切り人