フィッ子

ディナミによる日々の糞と屁の集積所

penifikko

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仕事帰りにホープケンにスピードイルを見に行ってきた。客層がアラフォー世代で体がムチムチしてでかく、肌の質感にハリのない人が多く、自分も漏れなくそちら側の属性なのだが、これはやばいなと感じた。のっそりしていて、覇気がない。その代表格とも言える荒川良々が来てて何故か途中でdjしてたが体がでかく、djは下手で、ほぼ良くなかった…。

20分押してスピードイルのライブが始まった。2006年くらいのエレクトロニカをさらに削ぎ落としてトーンダウンさせたような感じだった。座ったスタイルでラップされていたが微妙に見えた。客も体育座りして聞くのがおれはなんかなーと思いつつ、現行の若いラップ音楽とは明らかに違う、寂れた道を歩んでいて、踊らせることは意識されておらずホープケンの床向けのフォーキーな叙情的なラップでフィット感あった。それは流行には歩みを寄せない頑固な感じでもあった。(客席最前列にはおなじみの佐伯さんのお姉さんがいてはった。昔よくお見かけしたものだ。)イルリメさんはツイッターみたいに英語でしゃべるよくわからない人になったのかと思ったら日本語で喋っていた。でも話しかけづらい雰囲気だ。独特の声の張り方はさすがだったが、前半ラップトップを見ながらのとつとつとした声は客席を見据えず、下を向いてる感じだった。おそらく照れがあった。スピードメーターの人はこんな顔だったのか…という顔面の感想と古臭いながらもいいトラックが多かった。

そのあとロボチュウさんのライブを見た。サポートミュージシャンの方がテクニカル面ですごくて、笛や鉄筋、ウクレレなど生楽器を勢いよく演奏していた。それに合わせたラップは歯切れが悪く、浅く、全体的に古臭く、田舎の、ロハスなおっさん向けの空回りした音に感じた。更に、座って聞けとのことでそこがまた引っかかった。踊らせることは考えられていない。最後の方で昔のダスザマイクか何かの懐かしいリリックをラップされていたが言葉の潤い具合が違っていて、やはり昔の脂の乗った頃の曲をどんどんやってほしい。ダサくなってもなお続けていくしかないミュージシャンの性のようなものを感じた

 

身銭切り切り人