フィッ子

ディナミによる日々の糞と屁の集積所

penifikko

3/12はゴリラボボでした

〜ゴリラボボの思い出〜

昨年の「尿粒の泪」に続いて「ゴリラボボ」というイベントを打ちました。djでワットマン、ソウジュ君、そしてライブでは松永&強力君によるプラセイに出てもらい、お客様もたくさん来ていただけました。皆様に感謝。イベント名と出演者をゴリラボボで統一するというアイデアはオボコ君によるもので、本当は彼に出てもらう予定でしたが繁忙期だという仕事の都合で出れなくなったのです…。しかし代打としてソウジュ君に出演快諾してもらい結果的にはあのような密度の濃い空間になりました。あの夜はなんか色々あったのでメモを残します。

●松永がライブ前にやたら顔面が蒼白でナーバスになっていて理由を尋ねると、遠距離恋愛中の彼女(東京在住)と昨晩電話して別れることになったのだとか。松永と彼女さんは年末のエメクリ撮影でも少し参加してくれてどてら着てて仲睦まじく見えていたのに…意外というか残念でした。…それでお前は落ち込んでんのか!と。未練たっぷりならその女々しい思いや悲喜こもごもを演奏と歌にぶちまけてくれよ!と伝えました。彼らのライブは数年前に伊勢の2npで見たきりで現在の姿は未見でしたが、歌モノが数曲増えていたりクラリネットを少し吹いたりしてましたね…あとは前と同じく「オマンコ」の歌とか(長くて退屈でした)、どついたるねんのカバーとかをやってた(人の曲だからテンション上がらない)。先日の「パワー」での映像ライブはあまり良くなかったのですが(すいませんが事実です)、今回のライブでは松永の生の動きとヨレた叫び声が良かった。全体的にナゴムっぽいチープなニューウェーブな打ち込みと(お世辞にも上手とは言えない)歌のハーモニー。雨の歌とタンゴの歌も良かった。こっちの方向性にいくべきやろ…。そんなこんなで無事終了。●しかし驚くべきことにライブ後、会場の入口近くに「東京にいるはずの別れたはずの松永の彼女」がひっそり佇んでいるのを発見。「え…うそやろ!」と寒気がした自分はライブ後の目が点になってる松永に教えてやると彼はパァっと晴れ渡った笑顔を見せ「彼女と話ししてきます!」と二人でどこかに消えてしまった。
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●djのワットマンは先日見たウエストハーレムでの選曲がほっこり良くてその流れかなと思ったらそこからの発展形でさらに田中フミヤの(via)スタイルというかマイクで心情を吐露しながら選曲してくれてバイト先の話や上階にあるファミマの店員の話、坂本龍一の話などを織り交ぜつつdjをしてくれた…。自分の用意したcdjが使い勝手が悪いのになんとか使いこなしてくれた…。飲みも足りていた。流石の安定感…。

●ソウジュ君も久しぶりのDJのはずなのにタイムラグを感じさせない圧巻の悶絶プレイだった…。とにかくえげつない情報量。あの使いにくいcdjでここまでやれるのか…と震えた。速いやつからゴアトランスからアニメから怒涛の愛が溢れフロアのみんな(おっさんたち)は濡れまくってた…。美意識にブレがなく佇まいもさらに磨きがかかっている!今年はまた活動しまくってほしい…。

●フロアではピアノ男さんがゆらゆら揺れていたり、元モアのブンゴロウさんが挨拶してきてくれたりと狭いながらも新たな出会いがあった…。

●松永のほうはまだ姿が見えず一体どうなっとんねん!と思って廊下に出るとまだ彼女さんと喋っていた。「東京に出てくるか私と別れるかハッキリせえ!」みたいな話だった。それにしても東京からわざわざやってくるなんて熱量のある御仁だなと思い、松永の背中を押してやったがすぐさま「私達のことバカにしてるでしょう!」と彼女さんに言われそりゃ半分は図星だったが松永にとってはこんな熱い子なかなか出会えないだろうからぜってー離すんじゃねえぞという気持ちを込めて「東京(上空)行って来い…」と伝えました。大阪なんてさっさと捨てろ!バカヤロー!

●3/22追記

イベント終了後のフロアで閉会の辞をキメてくれたワットマンがスマホて長渕の「幸せになろうよ」をかけてくれて、それが自分には突き刺さるものがあったのでした

●というわけで来てくださった皆様、大粒の皆様ありがとうございました。1.5ヶ月に一度のペースでこんなイベントやれたらいいなと思います…。ご期待あれ!

昨日の法輪寺

昨日、法輪寺という寺で開催された、四重奏vs能楽みたいなイベントにASOKO元管理人、現映像作家の「玉ちゃん」こと玉田伸太郎さんに誘ってもらえてふらっと見てきたんです…。嵐山は阪急の桂で乗り換えてすぐでした。ミニストで炭酸のアルコール飲料仕込んでいった。法輪寺は自分も昔「13参り」できたことのある、檜舞台みたいなのが京都市内を一望できるところで途中に「電電宮」という謎の祠?があったりしたので電脳戦士の皆さんは行ってみてもいいと思う。


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入場料高めなのに50人くらい入ってた。カメラもレール敷いて撮っててすごい力はいってる。妙齢の、、府外から来たような、、黒い服の人が多い。「あの球体スピーカーの人、奈良だっけ?今年亡くなったよな〜」とか思いながら見てました。


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ピアノ、アコーディオン、チェロ、オーボエみたいな四重奏、音は3000万円規模の映画音楽、NHKの土曜夕方の時代劇ドラマの劇伴音楽みたいな感じでした。つい、語りを入れたくなるような音楽。
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その後の能楽はいい声で鼓もいい音でしたが舞が「おそらく有名な、なにかの舞台のなにかのワンシーン」をいきなりやり始めるのが辛かった。これはなんのシーンでどういう感情で演技してるのか?とかそういう感想を抱くことを求めてない。只々、必死に演舞されてました。後半でカルテットと能楽が即興でコラボするんやけど、どう見てもカルテット側が歩み寄ってあげて、能楽のほうは全く即興性が無かった。終わり方もしょぼかった。完全に楽譜通りのことしかできてなさそうで…そこが残念すぎた。もっと自由に鼓を叩いたり叫んだりするものかと期待してた。即興性のあるよくわからないステージを見るのは好きだけどもっと安価で見たい…

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そういえば月蝕でした


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玉ちゃん。超絶寒いはずなのに終演後は湯気が上がってた…。中もTシャツ一枚のみ。連日のサウナ行脚効果か…すごい。お疲れさまでした。

昨日のメトロ

ワットマンに「このイベントの感想書いてくださいよ…ケツは持ちませんけど」といわれたので書きます。
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16時半くらいに家を出て丹波橋から快速急行みたいなやつに乗って、それが丸太町に停まらないやつで、三条でおりて各駅停車が来るのを待つか、出町柳まで行って一駅戻るかで迷って出町柳~のほうが1分早いのでその方式を取った。17時22分に駅について階段を上ると入り口では数人並んでて受付の通過にむちゃくちゃ時間がかかってた。京都府の追跡サービスで登録しないと前に進めないようになっていたのだ。扉の中からはなんかワットマンらしき雄たけびが聞こえてきた。もう17時28分。「ああー‥あと数分で終わる…少し押してくれ」と思いつつも、17時半ピッタリに音は鳴り止んだ。まだ中に入れてない。前に並んでた大学生みたいな若い男子がいきった感じで、ダルそうにしている。少し前なら「ああ嫌だ…帰りてえ」と思ったがもうこの歳になると我が孫を見るかのような柔和な笑顔を蓄えた俺はアルカイックに微笑ましく思った。(フィクションです。)中に入るとまず小野さんが目に飛び込んできた。コロナ上がりの小野さんは小ぶりになられた感じで、フォルムは小野さんそものなのだが、サイズダウンした感じでした。生死の境をさまよわれたそうでとにかく無事でよかった。次にオアシスツーさんが「ワットマン凄かったですね!」と話しかけてくれ、「はは…」と会釈したが実は自分はライブ見れてないのだと心の中で泣いていた。この時点でものすごく混んでて200人くらい入ってそう。ちょっと不安になる。かなり密だが法的に問題はないんだからしかたない。楽しむことにした。ざっと見渡して女子の方が多いくらいで女子はカルチャー系ギャル風が多い。男子はイキリ大学生と、あとオタク風。飲みが足りてないのかよそよそしいフロアだった。ワットマンことワットさんが汗まみれでよさげなロックをかけてた。転換DJなのでふわっと繋いでいくのがいい。「…ていうかこの人自分のライブ直後にDJしてんのか…」とか思いつつ深々と会釈した。こういう社交場での自分の居場所のなさ、他人との距離感覚はアルコールが打ち消してくれるはずなのでバーカウンターにいく。真横に黒髪ショートゴスの女性がいて「あ…カンナコさんだ」と気づき会釈した(これが別人だった。フロアに何人か似た方がいたのでした。)ほんで酒を飲み始めてすぐさま、ル&ダブの二人のライブが始まった。2人ともやたら歌いまくってた。歌詞はじっくり聞くとこっぱずかしくなるようなエバーグリーンなもので歌詞はあまり頭に入れないようにして眺めたりした。ポジティブで調子よく、今どきの若い客のハートを打ち抜きまくってた。客との距離感、踊れそうで踊れないみたいな部分…、アガってきたところで内省的に終わっていく…みたいな曲もなんか多かった。独特だ。(2人ともライブを終えるとその後フロアには全く姿が見えず「これぞスターやなあ…」という感じだった。)そのあとコツさんのDJだったが「ふむ…なるほどですねぇ」という感想。ズンドコだった。リカックスを前に見たときを思い出した…。この時すでにフロアも膀胱もパンパンに膨れ上がってて最前列付近には大学生たちが赤黒い汗を飛び散らしていた。このタイミングでワットさんが遂に「のりぴさん」を紹介してくれた。「涼子2000」の「のりぴさん」という名前なので美少女アイドルが来るのか!と思ったらガタイのいい真面目そうな男性でした。数分ほどのりぴ氏と選挙の話や人生の話、埼玉と青森のあるある話、亀頭の話、おひんさんがツイッター辞めちゃう?話などをするも、のりぴの落ち着きが段々と無くなり、「尿意ですか?」と尋ねるも、「数分後に出番で…」とのことでそそくさに暗闇に消えて行った。のりぴが消えて数秒後、涼子2000のライブが始まった。最初はほっこりしつつもだんだん音がソリッドになっていく。シンプルなのに太い。ガチムチ感とはこのことか。いい打ち込み音だった。
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のりぴさんは中盤以降は立ち尽くして手持ち無沙汰で見ていて切なかった。立ち尽くさずに「椅子に座って本を読む」とかでよかったのに…。あっという間に「涼子」のライブはメトロを駆け抜けていった。映像も併せてやってほしい感じだった。その後、再びワットさんが転換音を回し始める。(今思うとこの時が一番芯食ってた。こういうのを延々とかけ続けてくれたらええんや)またフロアがギチギチになってきた。車いすのお客さんも来場されてきた。そういう時代なんやとしみじみ思う。この後のナツキさんのライブへの期待がいやおうなしに高まっていく。みんな(男女問わず)軽く勃起していた…。そして始まった。ル・ダブ、あとギターの人も加わってバンド形態で1曲目が始まった。ギターの音にすごいしっくりきた…。人間臭さがいい。ナツキさんはオレンジ色の髪の色となんかミラーボールみたいな服を着て歌ってらっしゃった。なんか日本語でも歌ってはって「聞きやすいな…」とか思いつつ、時間的にも精神的にも疲弊してきたので(これ以上ここに居てもネガティブの念が噴出するだけなので、)帰ろうとフロアを後にした。逃げるように出ていく自分に対し、入り口横の皮張りのソファにいたワットさんが「ヨォ…帰(けえ)るのかい…」と言わんばかりに会釈してくれた。自分も深々と頭を下げ、涙を我慢しながらこの会館を後にした。その後、中書島に降り揚子江で酢豚定食(700円)を食べ超満腹で帰路に就いたのでした。おしまい。
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メリスの遅れ

更に遅れてます

 

すいません!

 

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